飛翔の夢2006/06/22 00:09

だんだん 私の体は
 重さをすてて
だんだん 私の体は
 透きとおって

なのに この
動く鈍さは どうしてなのだろう
なのに この
気だるい悪寒は なぜなのだろう


を待っている

を 縛りつけるように
まるで



空は

風は まだ
こない

蔵の小さな窓
から見える 満開の
姥桜

紙ヒコーキ
飛ばして
それは
落ちているのではなくて
漂っているのではなくて
桜の樹の枝に
辿りつくまで
束の間



風 流れてはじめ

紙の翼
が舞いおちる
桜の花びら
のせて
告げる 合図



空は

風が ようやく
やってきた



だんだん
  だんだん
私の体は
  重さをすてて
だんだん
  だんだん
私の体は
  透きとおって



風が
  つよく
    はやく
流れ
  はじめた
    から

 は
  風に
のって
 流れ
  流れ

飛翔の夢

みる

  思い
 は
空に
  心
 は




制作:2003年3月18日
分類:連作「飛翔の夢」の3